④「“言語化”に出会った」
地元新聞で年間連載をしていましたが、
しんぶん音読がなぜ話し方の向上につながるのかについては、
納得のいく説明ができていなかったと思います。
時系列でいうと、まず『言葉にできるは武器になる。』との出会いがありました。
梅田悟司氏の著書です。
そこで知ったのが、「内なる言葉」という概念です。
新聞の音読は、これを鍛えているのではないか。
そう考え、自分では説明できているつもりになっていました。
ただですね、そのときはまだ、どこかで“つかみきれていない感覚”もありました。
2025年、朝日新聞の取材を受けることになります。
(地元南日本新聞、ニッキン、毎日新聞、読売新聞と続いた流れの中でのことでした)
記者の方から、率直な問いを投げかけられます。
それは新聞を読むことの良さであって、池上さん独自のものではないのではないか、というものでした。
この一言で、自分の曖昧さがはっきりと見えてしまいました。
自分がやってきたことの中に、何が独自性なのかを、説明できなかったのです。
悩んでいるときに、梅田さんがセミナー講師として登壇するという広告が流れてきました。
「ここに答えがあるかもしれない」——そんな感覚でした。


