声のボリュームアップが数字で実感できるトレーニングとは。
あがり症の方は
必ずと言っていいほど
声が小さい。
そして
ちいさな声で話すから
肺に空気があまり入らなくて
苦しくなり
「あがる状態」を
作り出してしまう。
そんな人は
「ロングトーン」という
発声法を続けるとよい。
ロングトーンとは
発声練習の中でも
学校の放送部がやっているような
基本中の基本である。
まず鼻から息を吸い込み
いったん止める。
そのあと、口を丸くあけて
「あ~~~~~~~」というだけである。
単純な練習法であるが
毎日秒数をはかるとよい。
最初は5秒ぐらいという人も
2週間、1ヵ月、3ヵ月と
続けていくうちに
秒数は確実にのびていく。
声のボリュームは
エネルギーの強さである。
あなたが
伝えたいことがあるなら・・・。
伝える場があるのなら
ロングトーンを
続けてみて欲しい。
専門学校でボイストレーニングの
教科を担当しているが
今年度入学してきた学生には
カレンダーに秒数を書いて
提出してもらっている。
努力は裏切らない。
数字で自分の声のボリュームアップが
実感できるのも
ロングトーンの素晴らしいところだ。
私もかつて細すぎる声で
悩んでいたが
ロングトーンはとても効果的だった。
コロナ下で
声帯が衰えがちな今だからこそ
試してみて欲しい。